吉武ゼミの記録2015年 of 地域デザイン学研究所

吉武ゼミの記録・2015年

126回

2015.11.20
講師:中田 準一 氏 (建築家) 

ー 原宿・地域デザイン学研究所ー



テーマ:「旧前川國男邸の復元工事」

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中田氏は 前川事務所に48年おられ現在、(一社)災害総合支援機構長をされてます。
「前川さん、すべて自邸でやってたんですね」 (彰国社)を今年出版されたように、前川邸の復元を担当されました。

水野

関連サイト: 江戸東京たてもの園(西ゾーン)LinkIcon


125回

2015.10.13
講師:Kathrin Sauerwein (建築家・ドイツ、ハイデルベルグ 建築設計事務所) 

ー 原宿・地域デザイン学研究所ー



テーマ:「ドイツの建築事情について」

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在日中、吉武ゼミのゲスト研究者であったKathrin Sauerweinは現在、ドイツのハイデルベルグの建築設計事務所で建築家として働いています。今回の来日を機会に現在の仕事やドイツの建築事情について話して貰いました。

彼女の主な仕事はハイデルベルグ市の学校などのリノベーションです。また、米軍の基地が返還された跡地の再開発など都市計画へのコンペの参加です。

リノベーションは歴史的なものはナチ時代のものであっても、保存していく、実際にハイデルベルグにある元ナチの兵舎は活用されています。
使えない建物でも歴史的価値のあるものは、そのまま残しておく、これは石造りの建物と木造の日本の大きな違いでしょう。

都市計画のプロセスは住民との丁寧な議論の積み重ねが行われているようで、議論の内容を詳しく聞かないとわかりませんが、日本の場合との違いがあるように思われます。ドイツ人ですからかなり激しく自説を主張するとのことですが、その収束の仕方がどのようなものか、彼女の説明によると最終的には参加者が納得するようです。

現在、ドイツはシリア難民などを積極的に受けいれていますが、ハイデルベルグでも彼らを地域的に隔離するのではなく市内に入れる同化政策を目指しているようです。

彼女はドイツに戻ってからは日本の建築事務所にいたのと違い、定時退社、勤務時間がドイツの法律で決められていることもあり、非常に楽しい勤務になっているといいます。特に就業後の時間を建築とは異なった分野の人たちとの交流やその他の文化活動に参加出来、視野が広がっていくということです。これも日本との考え方の違いです。

松岡